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あの時「おさんぽ」が私を救ってくれた

執筆者の写真: 桜井夏輝桜井夏輝

更新日:2021年5月13日

警察官や消防士、医者に救われたという人はこの世にたくさんいるだろう。

私の場合、それは「おさんぽ」だった。


京都の商業施設ココン烏丸に学生ボランティアとして観光案内所を設立した時の写真
大学生時代の桜井夏輝、そして高校からの同級生わかなちゃん

  

  


●大学に行けなかった2年間

私は恵まれていた。

衣食住で困ったことはないし

塾や習い事の空手にも行かせてくれた。

  

そんな私は約2年間ほど大学に行けなかった。

足が動かないとかではなかった。

気持ちが、動かなかった。

  

当時はどちらかと言うとアクティブな学生だったと思う。

おそらく「意識高い系」と呼ばれても、悪い気はしない部類だった。

京都のビジネス街四条烏丸にある商業施設で

事務所を構え、様々なプロジェクトもやっていた。

  

しかし、活動も落ち着いたある日から

私は自発的には外に出なくなった。

  

  


●私を救った「母」と「おさんぽ」

ある日、そんな私を見かねて母が

「天気いいし、お散歩でも行ってきたら?」

言ってくれた。

  

「外に出たくない」

  VS

「でも、閉じこもっているのも、辛い」

  

そんなシーソーゲームの結果

後者が勝った。

私は久しぶりに自分の意思で外に出た。

  

私の実家は京都の嵐山付近なのだが

あの辺りは散歩するのに困らない。

しかし、私は地元民ゆえメジャー所ではない

散歩するのに一番いいところを知っていた。

(教えないけど、ヒントは「池」)

  

結論だけ言おう

私は「おさんぽ」に命を救われた。

    


私を救ったお散歩コース、ある京都の池
私を救ったお散歩コース、ある京都の池、桜の季節

  

  

●「おさんぽ」の効能

あれから約10年経ち

散歩を「おさんぽ」という概念に昇華し

おさんぽコーチングを生み出した。

  

「おさんぽ」への恩返しと

「これからも世話になりますさかい」

という想いを込めて、

「おさんぽ」の効能について説明しておきたい。

  

私が2年間大学に行けなかった時

私はひたすら内省、いや反省していた

「どうしよう、ダメだ、ダメだ」

「こんな自分終わってる」

「でも動けない、ベッドから出られない」

ざっくりそんな感じだ。

  

だが「おさんぽ」は

そんな状況の私を救うきっかけを作ってくれた。

効能は2つあった。

①意識の向きの転換

②メタ認知

  

   

この2つの効能を

①コーチの属人性に依存しすぎず

②再現性高い仕組みとして

③コロナ禍で三密をさけ提供できるコーチング技法

  

それが

おさんぽコーチングだ。

追伸:「おさんぽ」へ ありがとう。約10年ぶりに真面目に感謝するよ。これからもよろしくね。

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