警察官や消防士、医者に救われたという人はこの世にたくさんいるだろう。
私の場合、それは「おさんぽ」だった。

●大学に行けなかった2年間
私は恵まれていた。
衣食住で困ったことはないし
塾や習い事の空手にも行かせてくれた。
そんな私は約2年間ほど大学に行けなかった。
足が動かないとかではなかった。
気持ちが、動かなかった。
当時はどちらかと言うとアクティブな学生だったと思う。
おそらく「意識高い系」と呼ばれても、悪い気はしない部類だった。
京都のビジネス街四条烏丸にある商業施設で
事務所を構え、様々なプロジェクトもやっていた。
しかし、活動も落ち着いたある日から
私は自発的には外に出なくなった。
●私を救った「母」と「おさんぽ」
ある日、そんな私を見かねて母が
「天気いいし、お散歩でも行ってきたら?」と
言ってくれた。
「外に出たくない」
VS
「でも、閉じこもっているのも、辛い」
そんなシーソーゲームの結果
後者が勝った。
私は久しぶりに自分の意思で外に出た。
私の実家は京都の嵐山付近なのだが
あの辺りは散歩するのに困らない。
しかし、私は地元民ゆえメジャー所ではない
散歩するのに一番いいところを知っていた。
(教えないけど、ヒントは「池」)
結論だけ言おう
私は「おさんぽ」に命を救われた。

●「おさんぽ」の効能
あれから約10年経ち
散歩を「おさんぽ」という概念に昇華し
おさんぽコーチングを生み出した。
「おさんぽ」への恩返しと
「これからも世話になりますさかい」
という想いを込めて、
「おさんぽ」の効能について説明しておきたい。
私が2年間大学に行けなかった時
私はひたすら内省、いや反省していた
「どうしよう、ダメだ、ダメだ」
「こんな自分終わってる」
「でも動けない、ベッドから出られない」
ざっくりそんな感じだ。
だが「おさんぽ」は
そんな状況の私を救うきっかけを作ってくれた。
効能は2つあった。
①意識の向きの転換
②メタ認知
この2つの効能を
①コーチの属人性に依存しすぎず
②再現性高い仕組みとして
③コロナ禍で三密をさけ提供できるコーチング技法
それが
おさんぽコーチングだ。
追伸:「おさんぽ」へ ありがとう。約10年ぶりに真面目に感謝するよ。これからもよろしくね。
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